気温や湿度が上昇し、紫外線量は一年で最も増加します。
この季節のポイントは、「紫外線」と「肌あれ」対策です。
紫外線はシミやそばかすをはじめ、肌老化、ニキビ、かぶれなど、多くの肌トラブルを引き起こすほか、細胞の損傷を伴うため、繰り返し浴びると皮膚がんの要因にもなります。
→ 肌にダメージをあたえる「紫外線」とは?
そのため、肌は紫外線を浴びると、メラニンを生成して肌内部やからだを守ろうとしますが、この季節の肌は、紫外線量の少ない冬の影響でメラニンがとても少ない状態。
一般的に1年でいちばん明るい肌色で、紫外線に対していちばん無防備な肌になっています。
この状態の肌で紫外線を浴びると、紫外線の影響を強く受けてしまいます。
→ メラニンのはたらき
外出中に暖かい日のあたる場所を歩きがちになったり、お花見などレジャーを楽しんだりと、紫外線を浴びる機会が多くなります。
紫外線対策は春に限ったことではありませんが、春は特に予防が大切です。
スキンケア
この季節は冬に生まれた細胞たちが、肌の生まれ変わり「ターンオーバー」によって肌表面に現れます。
→ 肌の生まれ変わりのしくみ「ターンオーバー」とは?
冷たい空気につつまれる冬の環境下で、肌は血行不良になりがち。
すると、血管から十分な酸素や栄養が届かなくなり、水分を保持する保湿機能や、外界からの刺激から肌を守るバリア機能も弱い未熟な細胞が作られます。
そのため、3月の肌は水分量が少なく乾燥し、4月になると花粉、ホコリ、砂、大気汚染物質などが風にのって舞い、バリア機能の弱い肌を刺激することで肌あれを起こしやすくなります。
ただでさえ気候の変化に、肌は不安定になる季節。
いつも使用している化粧水に刺激を感じる、赤みが出るなど、一次的に敏感になるゆらぎ肌が多発します。
スキンケア