タイソウ(大棗)はナツメのことです。
糖質や有機酸を多く含み、主に保湿作用や収れん(肌引き締め)作用があります。
多糖類、リンゴ酸、酒石酸等の有機酸、テルペン(香気成分)、サポニン(脂肪燃焼成分) 、亜鉛などのミネラル類を含みます。
保湿作用・収れん作用・皮膚細胞活性作用があります。
また、脂肪を分解するリパーゼという酵素を活性化し、脂肪を筋肉が使いやすい遊離脂肪酸に分解して代謝を促進する働き(脂肪燃焼)があり、スリミング(引締め)化粧品にも配合されます。
ナツメ(棗)は、クロウメモドキ科ナツメ属の落葉高木で、中国から西アジアが原産です。日本へは奈良時代に渡来しました。名前は夏に芽がでることに由来します。
熟したナツメの果実を生で食べたり、ナツメ酒ににして飲みます。中国では古来より赤褐色のナツメを蒸して乾燥させたものを「大棗(タイソウ)」と呼んで、漢方薬として使用していました。大棗は強壮作用・鎮静作用があるとされています。甘味があり、補性作用・降性作用があり、葛根湯、甘麦大棗湯などの漢方薬に配合されています。
※植物抽出液(抽出)とは、
梅酒作りをイメージしていただくと理解しやすいでしょう。
原料の薬草の葉や根を梅の実、焼酎やブランデーをBG、エタノールとしてみてください。梅の風味や成分が焼酎に溶け込むように、BGやエタノールに植物の花や葉、根などの有効成分を溶かし込みます。
梅酒は浸けておくだけですが、植物により煮出したり、圧力をかけて絞り出したり、ろ過するなどの工程を経て最適な状態(液体、粉体など)で取り出します。
一般名、別名:ナツメエキス
INCI名:JUJUBE (ZIZYPHUS JUJUBA) EXTRACT